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研究開発

当社は、ナノサイズの「孔」と「粒」を形成する、量産性に優れたオリジナル技術を保有しています。

(弊社は、(株)ナノ・サポートとの包括的業務提携を始め、広い連携下で業務を進めています)

ポーラスガラス

「孔」の技術を応用したナノ素材として、多孔質ガラス(ポーラスガラスとも言います)があります。
これは、特殊ガラスから作成される、コントロールされた無数の細孔を持つガラスです。

細孔の直径は1[nm]~100[μm]の広い範囲で、任意の細孔を開けることができ、これを利用した有害物質の吸着除去や各種成分の分離分析など、孔のサイズによって多様な機能を実現します。

原材料が二酸化ケイ素(SiO2)のため資源も豊富で安価、700℃の高温に耐える等の特徴を有しています。形も粉末状から数ミリの粒状まで任意のサイズを作ったり、パイプや板にも加工できます。

銀ナノ粒子

「粒」の技術としては、金属のナノ粒子の合成技術を有しています。特に我々の持つ銀ナノ粒子は、その量産技術と共に利用しやすい特性が特徴であり、非常に実用的な材料です。

最近益々情報機器の小型・薄型・高機能化が進み、回路基板の小型・薄型化、配線の微細化が求められています。
金属粒子はナノサイズになると融点が大きく下がるという特徴があり、200℃前後で焼成(金属化)が可能です。シアンをまったく使わないメッキ技術や、完全に鉛フリーの耐熱接合技術として、環境負荷の低い新しいプロセス構築に大きく期待されており、今後のSiC半導体接合や電池・キャパシタ等の技術革新に寄与できる材料です。